DIY人工芝に必要な道具
人工芝を自宅庭やベランダに導入する場合、まずDIYを検討する人も多いですよね。特に下地が土の場合はプロに任せたほうが安心で長持ちですが、ここではあえてDIYでやってみたい!という人のためにその手順や方法などをご紹介したいと思います。
まずは以下のものを用意してください。いずれもホームセンターやインターネットなどで入手可能です。
- 人工芝
- 防草シート
- U字釘
- ハンマー(または金槌)
- カッター(またはハサミ)
- デッキブラシ(または竹ぼうき)
U字釘は人工芝および防草シートの両方の固定に使用します。人工芝用に緑色に塗ってあるU字釘もありますので、完成後に釘が目立たないようにしたい場合はそういったものを購入してみるといいでしょう。では、以下に下地が土の庭にDIYで人工芝を敷く場合の手順をご紹介します。
DIYで人工芝を敷く手順
- ①整地の準備
- まずは整地を行う前に、雑草が生えている場合はすべて根から引き抜き、石やゴミなどもきれいに取り除いて土だけの状態にします。
- ②整地を行う
- 土を固めて平らにする作業を行います。できれば転圧ローラーやトンボなどを使って行うのが好ましいですが、ない場合は足でしっかり踏みつけて凹みや出っ張りなどの高低差をなくしましょう。ここでどれだけしっかり平らにできるかで人工芝の持ち具合が大きく変わってきますので丁寧に行ってください。水はけが悪い場合は「山砂」を買って来て散布してから転圧することをおすすめします。
- ③防草シートを敷設する
- 人工芝の下から雑草が生えて来ないようにするために防草シートを敷きます。隙間ができるとそこから生えて来てしまうので、ジョイント部分は少し重ね、重ねた部分をU字釘で固定して、その上からガムテープで貼り合わせれば完璧です。
- ④人工芝を仮設する
- 防草シートの上に人工芝を置いてみます。ロール式・ジョイント式いずれの場合も隙間無く敷き詰めていき、場所が確定したら余分な箇所をハサミかカッターで切り取っていきます。隣り合うロールやシートの芝目が揃うよう、並べる際には向きに注意しましょう。
- ⑤人工芝を固定する
- 人工芝がきれいに敷き詰められたら、U字釘で固定していきます。隣り合う2枚の人工芝の両方にU字釘のピンがかかるようにして隙間無くピッタリ合わせ、ハンマー(または金槌)で打ち付けます。U字釘の間隔は0.8〜1mほどでいいでしょう。人工芝を敷いた箇所の下に配管設備がある場合は釘をうつ際に注意してください。
- ⑥芝葉を整える
- 仕上げにデッキブラシ(または竹ぼうき)で芝を端から端まで掃きます。これによって芝の起立性が良くなり、クッション性がアップして見た目にも天然芝のようにフカフカになります。
施工は天気の良い日に
これは言わずと知れたことですが、雨の日や雨上がりで地面がぬかるんでいるときに作業を行うのはやめておきましょう。雨が降ると作業が粗雑になってしまうほか、下地がぬかるんでシートをうまく固定できません。土がしっかり乾いていて、1日雨が降らない日に行えば、半日から1日あれば完成します。
10年以上もつ人工芝の美しい庭をつくりたい場合には、やはりプロに施工を依頼するのがおすすめですが、失敗も含めて家族みんなでワイワイ作業できるのがDIYのいいところ。そういったレジャーの一貫として行うならば人工芝の敷設は複数人数で楽しんでできてある意味DIY向きと言えるかもしれませんね。