失敗しない人工芝の選び方について詳しく解説しています。
  1. 価格重視だと痛い目に合う!?失敗しない人工芝の選び方

人工芝選びの4つのポイント

人工芝選びの4つのポイント

天然芝ではなく人工芝にしよう!と決めるなら、今度はどの人工芝を選ぶか、選び方の基準を知る必要があります。以下に失敗しないための人工芝選びの4つのポイントをご紹介しましょう。

①見た目のリアルさ

子どもが遊ぶ場所を作りたい、犬が走り回れるスペースを確保したい、殺風景なベランダに緑を取り入れたいなど、芝を導入する目的は様々かと思いますが、やはりいずれの場合も見た目は天然芝に近いものが好ましいでしょう。今では芝丈や色味、密度、素材などによって見た目だけでは天然か人工か区別がつかないようなリアルな人工芝も増えています。

②肌触りの良さ

特に子どもや犬を遊ばせるなら、クッション性が高く安全で柔らかい質感の人工芝が望ましいですよね。肌触りは芝の素材や密度、芝丈、形状などによって決まります。起立性を重視して少々硬めのものからカーペットのように柔らかいものまでいろいろ出ています。

③耐久性

人工芝は枯れるということがないので、その寿命は色落ちや腐蝕、変質などの劣化の速度によって決まります。ホームセンターなどで買えるものだと長くて5年、専門業者が開発・販売しているものだと10年以上美しく柔らかい状態を保てるものもあります。

④パイルカット方法

パイル(芝葉)にはD型・C型・U型・V型・I型・ひし形・ウェーブ型など様々な形状があり、そのカット方法は肌触りや起立性を左右します。また、衝撃によって裂けやすいかどうかも形状によって変わるため、耐久性もこのカット方法によって変わってきます。

人工芝の素材を比較

人工芝の素材を比較

人工芝選びのポイントとして上記の4つのポイントに加えてもう1つ重要なのが芝の素材です。現在、人工芝に使われる主要素材には以下の3つの種類があります。

ポリプロピレン
プラスチック素材の中で最も加工しやすいという特徴から従来の人工芝に多く使われてきたのがこのポリプロピレンです。吸水性がなく耐摩耗性に優れているため、屋外で使っても耐久性が高いのがポイント。次に紹介するポリエチレンと比較すると耐久性は劣りますが、イニシャルコストは最も安くあがります。
ポリエチレン
ポリプロピレンよりも耐摩耗性および耐久性が格段に高く、肌に触れたときの感触が非常に良いということで、人工芝に使われる素材として近年注目を浴びているのがポリエチレン。イニシャルコストはポリプロピレンよりも高めですが、耐久性を考えて長い目で見ると最もお得と言えるでしょう。
ナイロン
ポリプロピレンと同様、人工芝の素材として長く使われてきたナイロンは、肌触りは天然芝に近く、柔らかいのが特徴です。ただし吸水性があるため紫外線によって劣化し、強度が落ちるというデメリットがあります。屋内で使用するなら長持ちしますが、屋外使用にはあまり向きません。

質が良い=価格が高い?

質が良い=価格が高い?

あらゆる製品に言えることですが、基本的に品質や耐久性に優れたものはそれなりに価格も高くなります。安さだけで選んでしまうと、結局長持ちしなかったり見た目が安っぽくなってしまったりといったデメリットを一緒に買い込むことになるということですね。

ただし、長い目で見ると購入時にしっかり品質の良いものを選ぶことで耐久性が高く長年美しい状態で使えるため、ランニングコストを含めて考えるとお得な場合も多々あります。さらに人工芝専門業者の中には海外生産・大量仕入れによって価格を抑えているケースもありますので、本当に品質の良いものを少しでも安く手に入れるには、安さの理由をしっかり見極める必要がありますね。

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