人工芝の活用例⑤保育園・幼稚園:人工芝を導入する園が増えているわけについて詳しく解説しています。
  1. 人工芝の活用例⑤保育園・幼稚園:人工芝を導入する園が増えているワケとは?

保育園・幼稚園が抱える問題

保育園・幼稚園が抱える問題

出典:株式会社アルファ

都市部では保育園・幼稚園の待機児童が深刻な社会問題になっていますが、それだけでなく土地不足も大きな問題です。特にオフィス街や駅近くに設置された保育園はビルの中だったり、敷地が狭かったりして子どもたちが元気に駆け回るのに十分なスペースを確保できず、また仮にスペースがあったとしても園庭の土や砂ぼこりや園児の声が近隣とのトラブルを引き起こすため、あえて屋外の園庭を作らないところも増えているのだそうです。

こうした問題により、子どもたちの心と身体がすくすくと育つために重要な外遊びの機会が奪われていくことが危惧されています。

保育園・幼稚園に人工芝を敷くメリット

保育園・幼稚園に人工芝を敷くメリット

出典:ハイブリッドターフPG

こうした問題を抱える保育園・幼稚園にとって希望的な選択肢の1つとして注目されているのが人工芝です。園内に人工芝を敷くことには上記の問題を解決するだけでなく様々なメリットがあります。

メリット①:クッション性が高いためケガの心配が少ない
芝生のメリットはコンクリートやフローリングなどと比較してクッション性が高いこと。子どもたちが寝転がっても走っていて転んだとしても、ケガの心配は格段に少なくなるため、思い切り身体を使って遊ぶことができます。
メリット②:土ぼこりや砂ぼこりが立たない
運動場と違って芝生の上で走り回ったとしても土ぼこりや砂ぼこりが立たないため、この点においては近隣とのトラブルを回避することが可能です。また、土ぼこりや砂ぼこりが立たないことは園児の健康を考える上でもプラスの要素ですね。
メリット③:室内や屋上にも身体を使って遊ぶスペースを確保できる
敷地ギリギリに建物が建っている、ビルの一室に保育園や幼稚園があるといった場合でも、室内や屋上に芝生を敷いて身体を使って遊ぶスペースを作ることが可能です。緑の上で身体を動かすことで視覚的に自然の中にいる感覚を味わえるというメリットもあります。
メリット④:メンテナンスの必要がなく清潔に利用できる
庭や屋上に天然芝を敷いても上記の3点のメリットは変わりませんが、メンテナンスにかなりの費用と労力を裂くことになります。そうした負担がかからず、しかも簡単な掃除で毎日清潔に使用できるという点も人工芝のメリットと言えますね。

夏場は熱くならない?

夏場は熱くならない?

保育園や幼稚園に人工芝を敷くメリットはたくさんありますが、唯一親御さんたちが心配する可能性があるのは、夏場に人工芝が熱くなってしまうのでは?という点ではないでしょうか。天然芝と違って人工芝には熱がこもりやすく、夏の日差しを浴び続けると熱くなるというデメリットがあります。

しかし最近では遮熱タイプの人工芝が出ており、温度上昇を抑えて体感温度がマイナス10℃というものもあります。子どもたちは裸足で走り回ったり転げ回ったりして体温が上昇しがちなので、特に屋外に敷く場合はこうした遮熱タイプがおすすめです。

「緑色」がもたらす効果

「緑色」がもたらす効果

長時間本を読んだり勉強をしたりしたら、たまに窓の外の自然をボーッと眺めると目が悪くなりにくい、というアドバイスをかつて学生時代に受けた記憶がありますが、これは都市伝説ではなく、実際に人間の目の疲れに「緑色」は効果的に作用するようです。

青色や緑色は副交感神経に働きかけ、気持ちが休まってリラックスできるという効果をもたらします。海や山などの自然を見ていると癒されたような解放感を味わえるのはこのためでもあるようですね。仕事場に観葉植物をおくと良いと言われているのにもこうした背景があります。

つまり、人間の暮らしの中で視界に自然の緑色や青色が入っているということはとても重要なことなのです。特に子どもの頃に無機質な空間に長時間おかれることは心の成長にも良くない影響を及ぼします。このような点においても、園内に緑色の人工芝を敷くことは、園児にとってもそこで働くスタッフにとっても好ましいと言えるでしょう。

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