人工芝のメリット・デメリットについて詳しく解説しています。
  1. 【基礎知識】人工芝のメリット・デメリット、天然芝との違いを知ろう!

人工芝と天然芝の特徴

人工芝と天然芝の特徴

庭を青々とした芝生で埋め尽くしたい、ベランダのちょっとしたスペースを緑化したいなど、様々な理由で芝生の導入を検討する人は多いと思います。その場合、まずは天然芝にするか人工芝にするかの2択を迫られることとなりますが、それを決定するにはそれぞれの特徴を知る必要がありますね。

まず天然芝は言うまでもなく生きている植物なので、適切な状態を保つには定期的なメンテナンスが必要。植物を育てるのと同じです。それに対して人工芝は汚れたら掃除をする以外にメンテの必要がありません。かつてはメンテ不要な代わりに手触りや見た目に問題があった人工芝も、今では天然芝と区別がつかないほど高品質なものも開発されています。ではそれぞれのメリットとデメリットを詳しく見てみましょう。

人工芝のメリット・デメリット

人工芝のメリット・デメリット

人工芝のメリット
  • ・芝刈りや肥料やりなどのメンテナンスが不要
  • ・雨風や踏んだり寝転んだりすることによって芝が傷みにくい
  • ・雑草が生えてくることがなく清潔に利用できる
人工芝のデメリット
  • ・下が土の場合は特に施工業者選びが使いやすさや劣化を左右する
  • ・施工費用が天然芝よりも比較的高額である

人工芝最大のメリットというと多くの人がメンテ不要である点を挙げると思いますが、実は雑草が生えず水はけも良いため清潔で安全性が高いという点も大きなメリットです。また、最近の人工芝は天然芝以上にクッション性が高く、手触りもフワフワなものが増えているため、子どもが寝転んでも安心で怪我をすることもありません。最も注意すべきはしっかりした施工業者を選ぶことで、特に整地作業がいい加減だと、雑草が生えてきたり水はけが悪くカビが生えたりと、せっかくの人工芝の利点が台無しになってしまいます。

天然芝のメリット・デメリット

天然芝のメリット・デメリット

天然芝のメリット
  • ・四季や日差しによって変わる表情を楽しめる
  • ・自然の植物特有の香りを楽しめる
  • ・施工費用が人工芝よりも安い
天然芝のデメリット
  • ・春から秋にかけての芝刈りや雑草以外が生えてきた場合の草むしりが必要
  • ・美しい状態に保つためには肥料をやるなどガーデニングの知識が必要
  • ・冬は枯れて茶色くくすんだ状態になってしまう

天然芝を庭やベランダに敷く最大のメリットは、やはり本物の自然のそばで暮らせるという点でしょう。冬枯れは必ずあるので年中青々とした状態というわけにはいきませんが、それも含めて四季折々の表情を楽しめます。また施工費用が比較的安いのも魅力ですね。ただし、自然の植物を育てるのと同じように芝を育てるにはそれなりの手間がかかること、そして美しい状態を保つには技術が必要であることは承知しておかなければなりません。それを含めて楽しみたいという人には天然芝がおすすめです。

人工芝と天然芝の比較

人工芝 天然芝
メンテナンス 基本的に不要。汚れたら掃除機をかけたり雑巾で拭いたり水を流したりして掃除する。 日々の水やりと芝以外の草取りに加え、定期的な芝刈りと年に3回ほど肥料やりが必要。
耐用年数 ホームセンターで買えるものは3〜5年、専門業者が販売しているものには10年以上のものもある。 自然の植物なので手入れによって何十年ももつ場合もあれば、数年で枯れてしまう場合もある。
費用 材料費は10平米あたり40,000〜50,000円。メンテナンスコストは一切かからない。 材料費は10平米あたり5,000円程度。定期的な肥料費など継続的にメンテナンスコストがかかる。
水はけ 底面に穴が均一に空いているため水はけは良く、雨が降ったり水を流したりした後も乾きやすい。 芝生を敷いた土壌の水はけの良し悪しに左右される。日陰で水はけの悪い場所だと根腐れする場合もある。
外観 高品質なものだと従来の人工芝特有のテカテカ感もなく、1年中青々とした美しい状態を保てる。 四季の移り変わりによって変化する表情を楽しめる。外観の美しさは手入れ技術によるところが大きい。
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